5巻は重いテーマです。
子供の虐待にまつわる話です。
整君の幼少頃など、チラチラと垣間見えてきた本編。
整君の決然とした想いや、見たことがない整君の表情が忘れられません。
市内で頻繁に起こっている連続放火事件。
その放火の前には、決まって家の塀や壁にマークが描かれていました。
整君は、謎の美少女ライカに導かれるようにして、事件に関わって行きます。
「子どもを救う”炎の天使”」という都市伝説のようなサイトが関係しているのか――?
池本さんら、警察も動き出します。
目次
『ミステリと言う勿れ』5巻episode8【天使の言い分】ネタバレ
『整君に春が来た⁉』
大学で整君は、教授にライカさんのことを相談しました。
数字の暗号で支持を出してくる女性がいて、果たして、どうしたものか…?と。
それに対して教授は、整君に「とうとう、春が来た」という、報告かと言います。
そういう話じゃない、それ、セクハラですよと、言い返します。
教授のアドバイスは、これから多くの人と付き合っていかなきゃならないから、
今のうちいろんな人に会って、関わっていきなさいというアドバイスでした。
『「土下座しろ‼」と怒鳴る男』
ライカさんとの約束で、整君は、再び病院に戻ります。
病院のレストランのカレーについ、誘われて食品サンプルのメニューケースを覗き込んでいると、
後ろからどつかれます!
「痛え!」「リュックが邪魔なんだよ‼」
男は整君が謝っても、しつこく「謝れ‼」とまくしたててきます。
そして
「土下座しろ‼」と!
整君、「土下座でいいんですか?」といつもの弁術で畳みかけます。
「土下座に意味があると思うという事は、あなたはそうしろと言われることが、すごくイヤなんですね」
男は、整君の言葉に言葉を失い、「もう、ええわ‼」と行ってしまいました。
『ライカからの伝言』
いつもの桜の木のところにライカさんは、いませんでした。
代わりに桜の幹に、手紙がピンで刺してありました。
いつもの通り、数字の暗号、そして写真が2枚。
その写真には、どこかの塀に描かれた落書きが映っていて、住所が書かれていました。
「この住所に行けってこと⁉」
『火災現場に共通するマーク』
指示された場所に行くと、そこは火災現場でした。
野次馬の会話から、子供が一人助かって、両親は亡くなったという事でした。
2件目の火災現場に行くとライカさんが現れます。
ライカさんはいつものようにパジャマ姿でした。
取って返すようにして、二人して病院に戻ります。
そして病院の壁にも、火災現場と同じ“あのマーク”が描かれていることを、ライカさんが示しました。
『都市伝説』
池谷さんら警察も、同じ火災現場で捜査していました。
池谷さんは、現場でお香の香りに気が付きます。
青砥さんは、嫌なものを感じます。
“炎の天使”が、子供を虐待する親を焼き殺す。
そして、現場には必ずお香の香りがしているという、都市伝説に似ていると思ったからです。
親を殺して欲しい子供が、家の壁にマークを描くと、天使が来て毒親を家ごと燃やすという、放火事件です。
天使を呼ぶには、“マーク”を家の壁や塀に描くのですが、
そのマークが、火災現場に残されていました!
『ミステリと言う勿れ』5巻episode8【天使の言い分】感想
虐待されている子供救済サイト、
“炎の天使”に毒親を燃やしてもらおうという、
呼びかけをしているサイトが、存在しているらしいという話。
決定権が子供にあるというのを聞いて、
整君、尋常じゃないシリアスな厳しい表情をしていました。
池本さんも整君の奥深い部分を、顧みたように思ったんじゃないでしょうか。
ライカはなぜ整君を、火災現場に誘導したのでしょう?
ライカの意図するところとは?
そして「桜が咲く頃には――」って、やっぱり重い病気なんでしょうかね…。(-_-)ウーム
とても謎の多い、ミステリアスな美少女です。
整君に言いがかりをつけていた、
「土下座男」が慕っている風の、猫を連れた謎の美青年も気になるところ。
そしてやっぱり『ミステリと言う勿れ』の、
モチーフとして使われている、“石”の話が出てきました。
5巻は真珠でした。
「ヒーリング効果」があるって話にへえ~と思いました。( ̄。 ̄)ホーーォ。
しかし、この病院立派な病院なんですね。
温室はもちろん立派なんだけど、院内の食堂というかレストランのメニュー、
カレーに種類がある‼才才-!!w(゚o゚*)w
整君が迷った「バターチキン」と「シーフードカレー」
今の病院って、あるのかな?