『ミステリと言う勿れ』5巻いよいよクライマックスです‼
事件の真相が明るみに出るとともに、陸さんが負った深い傷が哀しく痛々しいです…。
そして、真摯なまでの整君の想いに、思わず涙ぐんでしまいました…‼(ノ_・。)
目次
『ミステリと言う勿れ』5巻episode 8-4 【カエルの炎描】ネタバレ
『魔法が解ける?或いは、呪縛から解放された?』
整君は、陸さんが「先輩」と呼んでいる、本当の“炎の天使”井原 香音人に会わせて欲しいと、
倉庫街のアジトである、お金持ちの家に行きました。
本来そこは洒落た、ハイセンスなインテリアで飾られた室内のはずでした。
けれども整君が、陸さんに投げかけた決定的な一言によって、
室内は魔法が解けるがごとく様変わりし、あるべき姿の室内に変わりました。
そこはハイセンスどころか、見る影もない“汚部屋”でした。
『香音人さんに見捨てられる‼』
子供の頃は、虐待を受けている子供に声をかけやすかった陸さん。
けれども陸さんだって、年を取り大人になる。
そうなると、虐待を受けている子共を見つけたり、声をかけずらくなってしまいました。
だから香音人さんと組んだ“救済”はやりずらくなり、
香音人さん自身も、「やめたい」と思うようになっていました。
陸さんは焦りました。
「香音人さんの役に立ちたい」と思っていたのに――‼
捨てられる‼
『アップルパイが追い詰める‼』
香音人さんは、帝国ホテルの歴史展にあった、林檎のパイのレシピで、陸さんのためにアップルパイを作っていました。
けれどもそのアップルパイを作っている途中に、陸さんが帰ってきてしまったのです‼
香音人さんは、絶対に赤いものを持ち込まない!
その“絶対”が崩れる時、何が起こったのか――‼
『「じゃあ、どうしたらよかったんだよ‼」』
陸さんは、虐待を受けている子供を助けたいと思っていたのです。
「親を殺してでも」
「じゃあ、どうしたらよかったんだよ‼」
整君に問いかけます。
大人の毅然とした意志と、司法の目
整君は、アメリカの例を出して、
断固とした大人の決意が必要だと言います。
絶対に児童ポルノや小児性愛者の犯罪を許さない。
幼児虐待でも司法の元に審査され、まず、親から子供を引き離します。
親には矯正プログラムが課せられ、変われば親権を返してもらえますが、
変わらなければ、親権を失うことになります。
整君は、「日本も“絶対に許されない”と、毅然とした態度でいてくれたらいい」と思いますと言います。
「おまえはなんなんだよ」と陸さんに言われ、
整君は、「学生です」と答えます。
そして
「小学校の先生になります」
陸さんはそれを聞いて笑いました。
笑って自分が小学校の時に、受けたいじめを、そのイジメに対してとった教師の対応を話しました。
それは悲惨なイジメの話でした。
『両足骨折しているのに、滑り台から滑らせる』
親に石段から突き落とされて、両足骨折したことがあった陸さん。
その時に学校でイジメをしている生徒たちが、
陸さんを公園に連れ出し、滑り台に引きずり上げ、勢いよく滑らせたというのです‼
何度も何度も――‼
(怖い…ΣΣ┏(|||`□´|||;;)┓)
なのに通りがかった教師は、
「カエル君と遊んであげてて、優しくていい子たちだ」
『整君の毅然とした意志』
その教師が陸さんを、「カエルと呼んだ時点でダメ」だと整君は言います。
そして自分が「いろんなことに気づきたい」と思っていること。
「僕のクラスに陸さんがいたら、必ず気づくと思います」
「香音人さんがいたら、その異変に絶対気づきます」
整君は、毅然とした意志で答えました。
その整君の言葉に、陸さんはきっと、整君が自分の担任の先生だったら良かったのに…‼と思ったはず‼きっと――‼
『ミステリと言う勿れ』5巻episode 8-4 【カエルの炎描】感想
哀しい、哀しい5巻の結末でした…。(TmT)ウゥゥ・・・
ネコのシシを殺してしまった陸さん、「世話ができないから」って――。
それやっちゃ、本末転倒というか、毒親と同じじゃないですか!ヾ(▼ヘ▼;)オイコラ!
アップルパイがモチーフになっていましたが、とても意味深というか、狙っての事なんでしょうねぇ…。
アップルパイといえば、アメリカとかでは “mom’s apple pie” おふくろの味と言われるので、
何だか、すごくシニカルな意味合いですねぇ…。(━_━)ゝウーム
他にも、
“The apple doesn’t fall far from the tree.”親の遺伝子は、子どもにも受け継がれる――とか、
家庭的な諺が多いのも、皮肉な限り…。(~ヘ~;)ウーン
とても気になっているのが、
子供の頃の整君に声をかけて、
“気づく”ことを教えてくれて、“なぜなのか?”を考えるように言って、
「話す相手がいなかったら、私に話して」と言ってくれたのは誰でしょう⁈
誰ッ⁉!!!∑(゚ロ゚!(゚ペ?)??? ここ凄く気になっているんですけど‼
そして、ライカさんの言葉、よく覚えたな…ホントに…。(*゚▽゚ノノ゙☆パチパチ
青砥さんには「共犯か」なんて言われてしまいましたが、
殺人犯人にでさえ、バッサリ切ることをしないのが整君ですね。
だから虐待を受けていた子供が「お母さんに会いたい」と言って泣いているのを、美談にしない。
でも、「母親も追い詰められている」と、決して片方の見方をしているわけではないところが
整君だなあ…と思いました。( ̄-  ̄ ) ンー
ずっと続いている星座のマーク入りのアクセサリー。
『ミステリと言う勿れ』6巻では、更にその謎が深くなっていきます!
6巻では超絶美形のイケメンガロ君が――‼♡(>▽<)きゃー♪