サラツヤ髪に憧れる整君、風になびく直毛のライカさんと初詣デート(?)です。
けれどもやっぱり、事件に巻き込まれてしまって――…。
目次
『ミステリと言う勿れ』6巻episode9 【デートならぬ遠出】ネタバレ
『初詣に行こう』
星座マークが入ったアクセサリーのことが、気になって仕方がない整君。
ライカさんに相談します。
整君が「思い過ごしかもしれませんが」と自信無げに言うと、
「整君が気になるなら、何かあると思った方がいい」と言われます。
温室の管理人、真波さんにお正月はどうするのかと聞かれて、
予定がないというライカさんに整君は、
「初詣に行きませんか」と誘います。
『初詣デートに意識しまくりの整君♡』
初デート前のせいか、妙なテンションの整君は、“サッポロ一番、塩ラーメン”を作って年越し。
高まる緊張、神社、鳥居の前で待ち合わせに行くと、既にライカさんは来ていました。
さすがにパジャマ姿ではありません。
きちんと清めて参拝します。
手を合わせ拝礼を終えると、ライカさんが思いのほか真剣に願い事をしている様子でした。
「何をお願いしたんですか?」と聞くと、
「千夜子の幸せだ」
ライカさんは、自分が春にいなくなると、妹の千夜子さんが一人になってしまう事を、気にかけていました。
『整君、ショック!!おみくじは“凶”‼』
恒例のおみくじ引きで、“凶”を轢いてしまった整君、大ショックです‼Σ( ̄ロ ̄lll) ガビーン
占いでも、結構信じてしまう風な整君。
ライカさんに「気をつけろってことだろ」と諭され、気を取り直しました。
ライカさんの願いは“かなう”になっていて、心なしか、ライカさんの表情は、安堵したように見えました。
『たこ焼きを分け合って食べる二人は、傍から見るとカップルに見える?』
「たこ焼き、食べないか」
ライカさんに「タコヤキ」食べないかと言われ、二人は一つのたこ焼きを分け合って食べます。
整君、自分たちがカップルに見えているんじゃないかと思って、意識しまくります。
(別に見えたっていいじゃないかゞ( ̄∇ ̄;))
焦る整君、自分自身に「違う、違う!」と否定しますが、
ライカさんに「楽しい」と言われ、自分も嬉しくなりました。
『焼き肉食べる二人は、傍から見るとそれなりの“…の、関係”に見える?』
「焼き肉食べないか」
と、ライカさんに誘われた整君、
激しく動揺してしまいます。ヾ(=*ェ* =)ノあわわゎゎゎ
「焼き肉食べる二人って、噂ではそれなりの…」(〃゚д゚;A アセアセ・・・
「こんな日のこんな時間に、お店やってないですよ」というものの、
煌々とあかりが点いているお店があって、二人はそこに入っていきました。
『焼き肉の注文に四苦八苦する整君』
整君が焦りまくっているのを置いといて、
数字の暗号で、ライカさんが話しかけてきました。
注文をなかなか決められない整君、遂にギブアップ(@Д@; アセアセ・・・
「単語も注文の仕方もわかりません!」
店員の女の子が勧めてくれたのは、およそ焼き肉屋らしからぬおススメでした。
その訳は――…。
『ミステリと言う勿れ』6巻episode9 【デートならぬ遠出】感想
整君、この年は“初づくし”でしたね
ほんの少しずつライカさんのことが分かってきました。
ライカさんは、自分の代わりに動いてくれる人を探していたわけで、
それには整君がぴったりでした。
確かに整君はいろんなところに“ひっかかる”し、5巻で自分でも言っていた通り、
違和感や、ちょっとした異変に“気づく”性質ですね。
また、気づこうともしていますから。
しかしライカさんが、「自省録」を丸暗記していて、
そのページや行の数字を暗号にして喋れるのって、凄ッ‼ぉお!!(゚ロ゚屮)屮
整君も、なんだかんだ言って、それに付いて行けてるのもスゴイ!
整君は友達がいないとか言っているけれど、決して孤立したものの捉え方をしていません。
焼き肉屋でもそのお店を形作っているというか、関わっているすべての者、物、モノがあるんだということを、
それに対する思いやりというか、感銘を持っているところがとても好きです。ヽ(*^^*)ノ
これは、2巻のバスジャックの時にも同じようなことを言ってましたね。
自分の仕事がつまらない仕事だと、卑屈になっていたリラの話のところです。
リラに、そのつまらない仕事をしている人がいてくれるからこそ、社会は回っているのだと。
砂に埋もれずに、住んでいることができるのだと。
整君もライカさんも、大変な事件に巻き込まれてしまいましたが、思っていた以上に
“初詣デート”は楽しめたようです。
整君が考えすぎて、アタフタしてしまっているところが、
とってもかわいかったです♡(*´∇`*)