『BASARA』『7SEEDS』の田村由美さんの新シリーズ
天然パーマ爆発の久能 整(くのう ととのう)君が、
しゃべくりまくって活躍(?)事件を解決していくミステリー漫画!
第1巻は、カレー大好き整君が、アパートでカレーを作っているところ、警察が来て
何と!整君が殺人の容疑者として、しょっ引かれてしまうのです‼
その被害者は、整君の同級生で…。警察は整君に次々に容疑を裏付ける証拠を突きつけてきます。
囚われの身の整君、如何に窮地を脱するか‼゚+。:.゚ドキ(((*〃゚艸゚))ドキ゚.:。+゚
アクション無し!キック!! ヽ( ・∀・)ノ┌┛(_△_;〃 ドテッ! 主人公、椅子からすら立ち上がりません!(;^_^A
語って、語って、事件を解決していくまるで舞台劇のような新感覚ストーリー「ミステリと言う勿れ」、注目の第1巻!!
現在6巻まで配信中!まとめ買いが断然お得!
なぜならば、何度も読み返すこと必須‼
あんなところに伏線があったのか――‼――と、絶対読み返したくなるはず👍
目次
『ミステリと言う勿れ』1巻 episode1【容疑者は一人だけ】ネタバレ
ミステリーのオーソドックスな進行方法なんでしょうけど、
登場人物の紹介と共にそれぞれのエピソードが伏線になっているんです。
『これいいはなしです』
子煩悩の乙部 克憲さん(巡査部長)は、可愛がって育てた娘さんに「キモイ」とか「ウザイ」と言われるようになって、
「育て方を間違った」と落胆しているのですが、整君、乙部さんの育て方は間違っていないと言うのです。
その理由に乙部さん、納得。
説得力あって、結構いい話です。
『猫の思いやりと風呂光さんの存在意義』
この署の紅一点で一番若手の“お茶くみ係”(死語?)の
風呂光 聖子さん(巡査)は看病していた猫が亡くなって悲しんでます。(ノ_-。)
「ちょっと、目を離したすきに…」――と。
それに対して久能君は、「猫は、風呂光さんのことが大好きだったから、死ぬところを見せたくなかったんです」
それが猫の思いやりだったのだ――と。
風呂光さん、ウルウルきてるようでした。(;へ:)
救われた感あったんじゃないでしょうか。
整君、捕まるなら風呂光さんがいいと言います。
それに対して風呂光さん、自分がなめられてるんじゃないかと言いますが、
整君は風呂光さんがなめられてはいけないのは、この署のおじさんたちにだと言います。
それが風呂光さんの「存在意義」だと。
徒党を組むおじさんたちの不正を見張る、「違う生き物」でいてくださいと言われ、
風呂光さん、光明を得たように思われます。(*'-'*)
『ゴミ捨てどこからですか?』
それを聞いていいた池本 優人(巡査)、整君のことを面白いと言います。
池本さんは、署の中でも若手で、奥さんが妊娠5ヶ月目で、おしゃべりでちょっと、お調子者と言った感じです。
その池本さん、奥さんとケンカしている様子。
忙しくて家庭を顧みないのは、警察官だから仕方がない、でも、ゴミ捨てはしてるんだから
「感謝して欲しい」と得意げです。
それに対して整君、ゴミ捨ては家中のゴミを集めるところから始まると言い、分別や生ごみの水切り、排水口の掃除、
ゴミ袋の在庫チェック、それらをまとめて“ゴミ捨て”というのだと、指摘されます。
案の定、池本さん、まとまったゴミを持ってくだけ…。┐( -"-)┌ヤレヤレ...
これはもう、各家庭の「あるある」エピソードですね。
でも、池本さん、早速家で実行して、奥さんに喜ばれたことを整君に報告。嬉しそうです。
『真実は人の数だけ、事実は一つ』
整君は、青砥 成昭 巡査部長のことを中学生の時、美容室で見た週刊誌で見たことを思い出しました。
自分で言うだけあって、整君はすっごく記憶力がいいです。∑o(*'o'*)o
その週刊誌で青砥さんは冤罪事件で叩かれていたようです。
青砥さんは今もその事件を、冤罪とは思っていないようで、
「奴の嘘を暴けなかった」「どれだけ虚言を尽くしても真実は一つだ」と。
整君、ビックリ‼Σ(゚д゚;)
「真実は一つじゃない」と反論し、例を挙げて説明します。
確かに、真実は一つではありませんね。けれども
「事実は一つ」
青砥さん、過去の事件を見直してみようと思ったようです。
『子供だったことはあります』
署の要である藪 鑑造 警部補は、頑として、整君が殺人犯人だと言い続けます。
そして物的証拠を次から次へと突き付けてきます。
昔気質で、家庭も顧みずに仕事に打ち込んできた。
奥さんと子供が交通事故にあった時でさえも、病院に駆けつけなかった藪さん。
「親のすねかじりで、命を削って働いたこともない、妻子を持ったこともないおまえに、何が分かる‼」と罵倒された時に
整君はあっさりわかりませんよと答え、けれども
「子供だったことはあります」――と、子供の立場で、ものを言っているのだと。
『ミステリと言う勿れ』1巻episode1 感想
『ミステリと言う勿れ』の漫画の魅力は、
何といっても、主人公、久能 整(くのう ととのう)君❣d(⌒ー⌒) グッ!!
整君の一般常識にとらわれない考え方や、
「何故なんだろう」「どうして?」と子供のように疑問を抱かずにはいられないとことか、
そしてその疑問に、答えを見つけていくさまに共感してしまいます。
ミステリーとしても、あっちこっちに伏線がはられ、会話一つとっても、
クライマックスでババババっと、集約され処理されてくところなんかは、お見事!才≡⊃"├!(*゚▽゚ノノ゙☆パチパチ
実に無駄のない構成になっています👍
何度も読み返して、ここがこう繋がっていたんだぁーと感心してしまいました。
そして「名言」の数々にも納得。(-_-)ウーム
【まとめ】
容疑者として捕まった久能整君は、殆ど動かずに取調室で座ったきり、
周りの警察の人たちの、単なるこぼれ話を聞いて推測していきます。
作者の田村由美さんが「舞台劇のようなイメージで」とおっしゃっているのがよくわかります。
舞台化やドラマ化されると面白いだろうなーと、思わず期待してしまいます。
ドラマ化されたら誰が整君をするんだろう♡ちょっと、ワクワクします♡((o(*^^*)o))わくわく
【まとめのオマケ】
整って、変わった名前だなーと思って、すぐ思い出したのが、
『ハナタレナックス』でチームナックスのリーダー、森崎さんが
サウナでウォータースライダーで、水にどっぷーん!って、その後
「ととのう~(整う)‼」――て、…。
ローカルのテレビの話です。分かる人にはわかる…。(;^_^A アセアセ・・・
道産子ネタですみません((^┰^))ゞ テヘヘ
『ミステリと言う勿れ』に興味を持った方は、是非とも読んでみてください‼
きっと、面白いからよろしくぅ(^o^)/