田村由美

『ミステリと言う勿れ』4巻episode4-5結末ネタバレ・感想【パワーストーンに託された親の想い】

更新日:

遺産相続争いは、“狩集家の本当の子孫”の情報が入っている、USBメモリを探し当てるための

 

仕組まれたものでした‼

 

 

 

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『ミステリと言う勿れ』4巻episode4-5【殺すのが早すぎた】ネタバレ

 

 

『崇高な使命』

 

犯人は悪事だと思っていない、崇高な使命だと思ってやったことで、これっぽちも罪悪感を感じていませんでした。

 

「犯罪とは、人の努力が裏側に出ているのだ」

 

汐路たちの祖父もまた、このことを知っていました。

 

狩集の代々、当主となる人物だけが鬼の話を聞かされてきたといいます。

 

『「義」がない』

 

蔵の名前「明聡」「忠敬」「温恭」「問難」の中に

 

“正しい道”である「義」がないと整君は言います。

 

先祖は悪事だとわかっていたので、さすがにつけられなかったのだろう、と。

 

そうだろうと思います。

 

でないと、ず――とビクビクして、魔除けだの、お払いの札だの塩だのを、てんこ盛りにしていませんよね。

 

『USBメモリの在り処』

 

すっかり傷ついて、落ち込んでいる汐路に整君は言いました。

 

「じゃあ、お父さんが見つけた、ほんとの狩集の子孫の人に会いに行きましょうか」

 

“鍵”は汐路の描いた「秘密の花園」

 

『大団円』

 

狩集の人々は子孫の人に会うことができました。

 

汐路の父親たちから、皆さんのことは伺っていましたと、快く迎えてくれました。

 

朝顔の人形そして桜の人形もそこにありました。

 

桜の人形があるのを見て、汐路の父親がちゃんと返せたんだと、汐路は嬉しく思いました。

 

『プレゼントのブレスレット』

 

子孫の人は、石のアクセサリーの作家なので、

 

汐路の父親と兄弟から、子供たちへのパワーストーンのプレゼントを預かっていました。

 

パワーストーンに込められた子供たちへの親の想いが、それぞれに託されていました。

 

その様子を整君は、優しく見守っていました。

 

汐路の母親が整君に「色々ありがとう」と言うと、あのつんけんしていた理紀の母親もお礼を言いました。

 

マリさんは整君にお礼を言うと、「弟の供養もしてやるわ」と言いました。

 

整君は、それに対して

 

「殺されたのに、自殺だとされるのは、本人にとって最悪だと思うから――」

 

これは、バスジャック事件の時に、“最悪な殺され方”は?と質問されたときに、整君が答えていたことですね。

 

『「弱くて当たり前だと、誰もが思えたらいい」』

 

整君は、汐路にカウンセリングを勧めました。

 

汐路はもちろん「どこもおかしくない」と答えました。

 

けれども整君は、アメリカの刑事ドラマの話を出して、

 

何か事件があった時、必ずカウンセリングを受けさせ、カウンセラーがOKを出さないと

 

仕事に復帰出来ないのだと。

 

整君は、それは「人の弱さを認めているから」なんだと思うと言います。

 

でも日本は、弱さを認めない、弱いものは負けで、壊れたら退場。

 

だから、「弱くて当たり前だと、誰もが思えたらいい」と悲しそうに言いました。

 

そして汐路にこっそりと、“お好み焼き”の話をして、

 

セメントに落とされた物がたくさんあるだろうけれど、あなたはまだ子供だから、

 

セメントが固まりきっていないから、穴を埋めることができると思います。

 

そう言って汐路にエールを送りました。

 

 

 

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『ミステリと言う勿れ』4巻episode4-5【殺すのが早すぎた】感想

 

最後の最後まで、狩集の人たちは、整君のこと

 

「結局、誰?」(゚ペ)?って感じでしたね。

 

蔵の床下から出た人骨で、DNA鑑定ができると理紀が言っていましたが、

 

あの“子孫の人”は血縁関係とか調べたいとは思わないかも、とも。

 

今までは何も知らなかったから、でも、分かってしまったら、先祖を供養してあげたいと思うかもしれません。

 

何といっても、殺されたんだから――…。(-∧-;) ナムナム

 

にしても、鳥居の下から頭蓋骨を埋めるって、ちょっと、罰当たりじゃないかと思いますけどねー…。(-"-;)

 

だから塩、てんこ盛りにするわけだなぁ。┐(-。ー;)┌ヤレヤレ

 

整君、広島の人なんでしょうかねー…。(´-`) ンー

 

ガロ君のことが、チラチラと出てくるけれど、やっぱり、今一番気になる人ってことでしょうか(*´∇`*)

 

 

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