爆弾犯を捕まえた整君でしたが、その後土手を転げ落ちてしまいました。
池本さんにに強制的に検査入院させられてしまいます。
病室で出会ったのは、元刑事という老人で、整君は彼の昔の事件の話に付き合わされることになります。
目次
『ミステリと言う勿れ』4巻episode6 【ばちあたり夜話】ネタバレ
『強制入院』
池本さんに「頭打ったかもしれないでしょ。ちゃんと検査してもらって」と言われ、
整君、MRI検査やレントゲン検査を受けるわで、様子をみるため入院しなくてはならなくなってしまいました。
退院は月曜になると言われ、意気消沈。
『お見舞いの送りものは?花?それとも指――?』
プリザーブドフラワーのお見舞いが届きます。
送り主は、汐路になっていましたが
中にはガロ君からの手紙が――!
思わず整君、ガロ君のことだから、
指とか入ってるんじゃないかと疑いをかけてしまいます。
けれど入っていたのは、指ではなくラピスラズリの指輪。
そして射手座のマークがついていました。
その星座マーク付きの指輪は、爆弾魔の三船がしていたものを彷彿とさせるものでした。
しかし、整君は射手座ではなく、ガロ君もそれを知っています。
もちろん、ガロ君も射手座ではありません。
『「自省録」を読む老人』
相部屋になったのは「自省録」を読んでいる牛田悟朗という、老人でした。
この本は、入院している女の子に
「自分は丸暗記しているから」と貰ったと言います。
『死生観』
整君の死生観は、死んだら何もなくなる。
つらいのも、苦しいのも、恨みもなくなる。
「ちょっと、悔しいけどそうであってほしい」と思っていると言います。
『ばちじゃないですよ』
牛田さんが周りの人間が、自分より早くに亡くなって、一人取り残されたことを
「ばちが当たったんだろうなあ…」と言うと、
整君はきっぱりと「ばちじゃないですよ」と言い切りました。
周りの人はあなたのおまけじゃない
それぞれの人生を、まっとうしただけ――と。
『牛田老人は元刑事』
牛田さんは自分は元刑事で、過去の面白かった事件を話してやろうと、整君に言います。
けれど整君、必死に「結構です!」と拒否します。
しかし、牛田さんは昔の連続殺人事件を話し始めます。
そして問題も出してきます。
整君、あっさりその答えを出してしまいます。
『未解決の事件』
つまんねと言って牛田さん、未解決の事件を話し始めます。
それは“切り裂きジャック”のような、買春婦をターゲットにした事件でした。
『犯人は“羽喰 玄斗”』
羽喰は、証拠を残しまくりでしたが捕まりませんでした。
ある日、狙われた女から「保護して欲しい」と連絡がありました。
けれども牛田さんは、指定された場所に遅れてしまいました。
遅れて駆けつけると、突然相棒の霜鳥の悲鳴が‼
現場には殺された女と、腹を二度刺され、腕にナイフが突き立てられた相棒の霜鳥がいました。
霜鳥は、牛島に羽喰を追うように言ましたが、牛田さんは羽喰を捕まえることはできませんでした。
霜鳥は、術後の経過がよくなく、腕も動かなくなって警察を辞めました。
幸い、奥さんの実家が警備会社で、そこで雇ってもらえたといいます。
『証拠隠滅か犯人隠避か、結局は保身なのか――牛田さんの出した結論は?』
整君は、客観的に疑わしい犯人を推測しました。
それは牛田さんが疑ったケースと同じものでした。
そして牛田さんは、その証拠となるものを、実は持っていたのです。
けれども牛田さんは迷ってしまいました。
『迷い、悩み』
「誰にも言わずに、死んでいいのか」と――…。
牛田さんは決めていたことを変えたと言い、整君に笑って見せ
「自省録」をくれました。
はたして、牛田さんの出した結論は――?
『ミステリと言う勿れ』4巻episode6 【ばちあたり夜話】感想
死生観を扱っているせいか、重いというか、感慨深いお話でした。(━_━)ゝウーム
整君の「人は病に負けたから、死ぬんじゃないです」というのは、その通りだと思います。
私も常々思ってるんですが、(´~`ヾ) ポリポリ・・・“闘病生活”とか“病と闘う”、“闘病の末力尽きて”――て、
なんかモヤッとしてしまうんですよね。(・-・)・・・ん?
まあ、病は気からとか、言いますけど。
牛田さん曰く、「病と闘うぞと思う気持ちも大事」と言うのも分かるんですけどね。
でもやっぱり、病気っていうのは、勝ち負けじゃありませんからねぇ…。(。・・。)(。. .。)ウン
整君、幽霊見ません見たいなこと言って言ってましたが、
見ちゃいましたねー…。(*⌒∇⌒*)
――いいか悪いか分かりませんけど。
今回出てきた“切り裂きジャック”のような男“羽喰玄斗”の事件は、後々繋がって行きます。
星座の指輪はどういう風につながっていくのでしょうか?
そのあたりでガロ君との対面――…?楽しみなところです