田村由美

『ミステリと言う勿れ』episode2後編【バスジャック事件の全貌が分かる‼】

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『ミステリと言う勿れ』1巻episode2後編【犯人が多すぎる】

 

市内では、生き埋め連続殺人事件が起き、しかもその事件にはバスが関係しているという…。

 

整君たちは、バスジャックの犯人によって山深い中に建つ、屋敷に連れてこられます。

 

様々な質問を乗客たちに投げかける犯人の、目的は一体何なのか…?

 

バスジャック事件の後編【犯人が多すぎる】です。

 

 

 

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『ミステリと言う勿れ』1巻episode2後編【犯人が多すぎる】 ネタバレ・あらすじ

 

『犬堂家へようこそ』

 

整君の挑発によって、オトヤがキレ、

 

オトヤと強面の坂本正雄、本当は犬堂ガロが兄弟で、

 

実は二人は共謀してバスジャックをしていたことが分かりました。

 

連れてこられたのは犬堂家。物凄く大きなお屋敷。

 

辺鄙な山の中に建つ屋敷の周りには何頭も犬が放されていて、到底逃げることは不可能と思われました。

 

『美女のポートレートの前で青ざめる乗客たち』

 

屋敷の中に入ると、大きな写真が飾られていました。

 

長い髪の和服の美女のポートレート。

 

その写真を見て、乗客たちは、青ざめていることに、整君は気が付きました。

 

知り合いかと聞くと否定はするが、明らかに動揺している様子でした。

 

美女のポートレートと共に、数枚の橋を描いた絵が飾ってあり、絵にはガロのサインがありました。

 

絵は自分が描いたものだとガロは整君の横に来て言いました。

 

整君はそこであることに気が付きました。

 

『窓のない部屋に監禁される整君たち』

 

整君のたちが通された大きな部屋には、暖炉があり、ビュッフェ形式の食事も用意されていました。

 

けれども、窓はなく壁には不気味にナイフや斧が飾られていて、乗客たちは恐怖に慄きました。

 

「目につくところにあるから、いけないんだ」と言って、

 

バスの運転手の煙草森が、それらをまとめて絨毯の下に隠してしまいました。

 

『トロッコ列車の心理テスト』

 

暴走トロッコが5人の人を轢いてしまいそうなのを、「あなた」が線路を切り替えることで助けることができる。

 

しかし、切り替えるとその先で1人を轢いてしまう。

 

「あなた」はどうしますか?

 

その質問をバスジャックの犯人がしてきました。

 

「放っておく」「何もしない」

 

「金の問題が少なさそうだから、1人を犠牲にする」と言ったのは、元保険会社重役、奈良崎。

 

淡路一平は、「人が見てるなら、何もしない。見ていないなら、切り替える」――と。

 

「それは逆じゃないか?」と指摘したのは、運転手の煙草森でした。

 

『整君の答え』

 

翔君が「整君ならどうする?」と聞いてきました。

 

整君は、

 

「その5人と1人が誰かによります」と答え、

 

「知り合いなのか、子供なのか、もしくは自分の家族なのか…

 

『自分が犯した、最も重い罪』

 

オトヤが「自分が犯した、最も重い罪はなんだ?」正直に教えろと言ってきました。

 

翔君が、子供の頃の話として、

 

「友達とケンカして、“おまえなんか死んじゃえばいい”」と言ったことだと言います。

 

そして「本当に死ぬとは思わなかった」――と。

 

淡路一平は、子供の頃駄菓子屋で万引きを繰り返し、その店がつぶれてしまったことを告白しました。

 

虐めが原因で、やらされていたのだと言います。

 

逃げたかったけれど、逃げられなかった!と気持ちを吐露します。

 

「僕は常々思ってるんですが」整君がそう前置きして、

 

「どうして、いじめられてる方が逃げなきゃならないんでしょう」

 

「欧米の一部では、いじめてる方を、病んでると判断してカウンセリングを受けさせる」

 

「日本は逆です」と言いました。

 

乗客たちの犯した“重い罪”の告白の一つ一つに、疑問や光をあてていく整君の「常々思っていること」

 

何か言わずにはいられない整君に、オトヤは「ウザイ」と言いますが、翔君は肯定的です。

 

『事件の全貌に気が付く整君』

 

夜中になり、犯人たちは「眠るといい」と言って、部屋を出て行きます。

 

すると翔君が、「あいつら鍵をかけて行かなかった」と言います。

 

乗客たちはこっそりと、部屋を抜け出します。

 

整君は、別の部屋で電話を探し見つけます。

 

そして池本さんにようやく連絡することができ、バスジャックにあって、人質が何人いて、犯人が二人いること。

 

犯人の家が山の中の「犬堂」という屋敷だという事を伝えると、

 

連続殺人事件との繋がりがあることが分かり、整君は、事件の全貌が読めました――‼

 

そしてバスジャックの目的も――‼

 

 

 

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『ミステリと言う勿れ』1巻episode2後編 感想

 

乗客たちが抱えている“心の闇”に整君の

 

「常々思っていること」が光明を与えている――と言っては大げさなのかもしれませんが、

 

乗客たちの心を軽くしたのは確かなんじゃないかと思います。

 

クローンの話、どっかの国で猫のクローンを作ったというのを見たように思うけれど、

 

柄が同じにならないと整君、言ってますね?どうなんだろ?(~ヘ~;)ウーン

 

なかなかシュールな話もありました。

 

整君の人をまねる癖、そういえば初めっからやってましたね。

 

あれ何でだろうとは思ってたんですけどね。

 

翔君に言われて整君、ようやく気が付いたみたいですが。

 

それは「子供が誰かの気を引きたいときにすること」らしいのですが、

 

整君、誰のきをひきたかったんでしょう?

 

それを指摘された時の整君の表情が、

 

小さな子に戻ったような表情になっていて、何だかとっても可愛いらしい…。=*^-^*=

 

そして翔君は、整君の心の闇に気づいたような感じでした。

 

整君にとって、翔君は何の隠し立てもしなくていいような相手のような気がします。

 

もしくは、そうなっていくようなー…。

 

ああ、だけど――エンディングがぁぁぁ――……‼Σ( ̄ロ ̄lll) ガビーン

 

なぜぇ⁉ガロ君なぜ、整君にィ――~…⁉w▼ ̄□ ̄;▼!ギャァー

 

今後の、ふたりの絡みにも期待‼d(>_< )Good!!

 

 

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