汐路の父親が亡くなる前に、深刻な顔をして、よくアルバムを見ていたという事を聞いた整君、
そしてあの事故はやっぱり殺人事件だったのではないか――と‼
目次
『ミステリと言う勿れ』3巻episode4-4【鬼の集い】ネタバレ・あらすじ
『いとこに招集』
整君に話があると言われ、集まったいとこたち。
そしてここにも朝ちゃんが…。
汐路に呼ばれたと言って来ます。
『殺された理由がまさかの天パ――…⁉て…』
アルバムの写真を見ていて気付いた整君。
亡くなった人たちの、共通項が「天パ」――…⁉
そりゃあ、新音でなくても「いやいや、あのなあ――…」って言いたくなりますわな。(-。-;)
『整君の推理』
なぜ殺されたのか?
アルバムを整理しているうちに汐路の父親が気づき、一族の歴史を調べ始めました。
調べて行くうちに、それは誰かにとって不都合なことがあったのではないか――と。
その結果、事故に見せかけて殺されたのではないかと、整君は思いました。
『汐路の父親たちの足取りを追うべく捜査を始める』
整君は汐路と一緒に、蔵の整理をしていた時に見つけた劇「鬼の集い」のチケットの半券を辿って、
劇団主催者に会いに行きます。
そこで分かったのが、この劇の脚本家が自殺したという事でした。
そのため脚本も映像もすべて、関係者の弁護士が持っていってしまったと言われます。
そしてとても自殺するような人間には、見えなかったと言います。
しかし幸いなことに、ダイジェスト朗読劇バージョンのDVDが残っていました。
『「鬼の集い」のDVDを観る』
ホテルに移ってDVDを観ることになった、いとこたち。
その劇は、江戸から明治に移る動乱を扱った時代劇でした。
明るい巻き毛と白い肌のボスを中心とした3匹の鬼が出てきました。
人のふりをして、小作人に紛れこみ、狩田家に雇われた鬼たちは、
やがて狩田家に押し入ります。
『鬼が本当の狩田家を乗っ取った?』
鬼たちは動乱の時代、どさくさに紛れて狩田家の人間になり替わって、狩田の主として生きて行こうとします。
『鬼たちが怖れていたもの』
しかし、本当の狩田の主夫婦の幼い一人娘を、逃してしまっていました。
鬼たちは、その娘がいつか戻ってきて、自分たちの寝首を掻くのではないかと、怯えていました。
『4つの蔵』
鬼たちは、惨殺した狩田の人々の死体のの上に4つの蔵を建てました。
その一つの蔵に座敷牢を作り、そこに略奪した狩田の若妻を閉じ込め夜ごと苛みました。
やがて若妻は、鬼のボスの子を産みます。
『狩田の家を乗っ取ったことがバレてはならない』
鬼たちは自分たちが“鬼であることを、
”狩田の人々を殺してなり替わった”ことが分かってしまう事を恐れるあまり、
産まれた我が子が、自分と同じような鬼の風貌をしていると斬り殺しました‼
やがてそれは“掟”となりました。
自分と似た容姿の子供が産まれたら、殺さなければならない‼という――‼
劇「鬼の集い」は、家名を“狩集”を“狩田”変えていますが、まるで狩集家のことのようでした。
「鬼の集い」を観たいとこたちは、不快に思い8年も前の事を、変に掘り返されることを嫌いました。
しかし、その脚本を書いたのがマリさんの弟だと分かった時、
全くの中傷というわけではない事が分かりました。
そして整君たちは、実際に蔵の床下を掘ってみることに――‼
『ミステリと言う勿れ』3巻episode4-4【鬼の集い】感想
整君、初めいとこたちに「部外者」「関係ないじゃろ」扱いでしたけど、
ちょっとずつ、受け入れてもらえてきたみたいですね。
「僕は常々、思ってるんですけど――…」と、どうしても一言言わずにはいられない、
その一言が、結構、心に響くんですよねー…。
理紀やゆらの親には、うさん臭がれてしまいますが…。
でも、「父親を集めての、ある実験」の話は、あー、あるある、そこだよね、と
上手く言い当ててるなーと思いました。
汐路には、「整君はおじさんくさい」と言われてしまいましたけど…。
そうかぁ…、JKにはおじさんくさく見えるんだ、
どっちかというと、逆に幼い子供に見える時があるんだけれども…自分がオバサンのせいか…?(;^_^A
それでも絵が好きだったのに「下手だと思えてやめた」と言う汐路に
「それは自分の目が肥えてきたから、その時が伸び時なんですよ」
その整君の言葉に汐路、きっと今後、もう一度絵を描き始めるんじゃないかなーと思いました。
汐路とガロ君、“絵”繋がりだったんですね。
繋がりと言えば、
整君、腕繋がりでトラウマになりそうですね…(;^_^A